『強い意志をもて』

2012年も残すところあと数時間となりました。今年は僕達が長年思い込まされ続けてきた淡い平和の幻想が、政治の綻びを発端に隣国からやすやすと砕かれ、否が応でも自衛に対して考えなくてはいけなくなったのではないかと感じます。 しかしこれは一人の人間に置き換えればしごく当然で、いくら強力な武器を持っていてもその扱い方や闘う意思がなければ簡単に組み伏せられて武器を奪われ支配されるのと同じだと思います。 優れた知性は人間性を保ち高めるのに必要不可欠ですがその人間性を守り持続させるための力も必要なのは周知の事実。それは国家に置き換えても同じこと。 アメリカ兵が日本人を守るために命を懸けて闘うと本気で信じている人がいたら是非豆腐の角で頭をぶつけてください。どんなきれいごとをならべたところで日本人を守ることが出来るのは唯一日本人だけです。とはいえ銃も構えた事のない人間に今から闘えといっても役に立つはずがないので、いつアメリカに放り出されてもいいように有事の際の下準備は早急にすべきだと思います。 僕らはすでに原発事故で想定外の事が起きる事を学んだ民族だと思うので。闘う意思がなければ襲われないというのは幻想だということに気付いた人が増えれば世論も変わっていくと思うので最悪の事態だけは回避しなくては!! 僕も自分を守るのは自分でしかないので。しなやかな精神と強靭な肉体があれば媚びへつらう必要もないですしね。そして三島由紀夫氏はこんな言葉を残しています。象徴的な部分の抜粋ですが、

「・・・日本はなくなってその代わりに 無機的な からっぽな ニュートラルな 中間色の 富裕な
抜け目がない 或る経済大国が極東の一角に残るだろう・・・」

2012年12月31日
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